「真っすぐ打てるようにはなったけど、コースマネジメントとなると限界を感じる…」
そんな場面で役立つのが、フェード(右に曲がる)とドロー(左に曲がる)の打ち分けです。
大切なのは、力で曲げようとするのではなく、軌道・フェースの向き・スタンスを理解したうえでコントロールすること。
ここでは、練習場で試せるフェード・ドロー打ち分けトレーニングを紹介します。
1球ごとに曲がり方を意図的にコントロールできるようになれば、林を避けたり、ピンをダイレクトに狙うなど、攻めのバリエーションが一気に広がります。
練習のたびに曲がり幅を数字で把握する意識を持ちましょう。
【STEP1】まずは基準となる真っすぐの弾道
いきなり曲げる練習を始めるより、真っすぐ打てるショットが安定していることが先決です。
7番や8番アイアンを使い、10球中7球以上が目標方向±5ヤード以内に収まることを目標にしましょう。
真っすぐの基準弾道が固まってからフェード・ドローを練習すると、感覚がつかみやすくなります。
【STEP2】フェードの基本
フェードは、スイング軌道に対してフェースを少し開き気味に当てることで右回転を与えます。
力ではなく、構えを整えることで自然な右曲がりを作ります。
フェードのセットアップ
- スタンス:ターゲットより左を向く(オープン)
- フェース:ターゲットより少し右(開き気味)
- スイング軌道:外から内に抜く
ドリル:5球フェードチャレンジ
- 毎回、スタンスとフェースの向きを必ずチェック。
- 曲がり幅を「小」「中」「大」で記録。
- 安定して狙い通りに曲げられる最適セットアップを探す。
【STEP3】ドローの基本
ドローは、スイング軌道に対してフェースを少し閉じ気味に当てることで左回転がかかります。
こちらも、無理にひっかけるのではなく、スタンスと軌道を自然に調整するのがコツです。
ドローのセットアップ
- スタンス:ターゲットより右(クローズ)
- フェース:ターゲットより少し左(閉じ気味)
- スイング軌道:内から外に抜く
ドリル:5球ドローチャレンジ
- セットアップを崩さないよう注意。
- 曲がり幅を「小」「中」「大」で記録。
- 無理なく左回転を出せる感覚をつかむ。
【STEP4】フェード・ドローを交互に打つ
フェードとドローを交互に1球ずつ打つことで、構えの違いと球筋の変化がより明確に体感できます。
オープン・クローズの切り替えを意識しながら、曲がり幅を毎回メモすると上達が早まります。
採点例(10球)
- 狙い通りの曲線で的に寄せられた:2点
- 曲線は出たが的から外れた:1点
- 曲がらなかった/逆方向に曲がった:0点
まずは10球で15点以上を目標にしましょう。
【STEP5】Astro Golfersでコースシナリオを再現
「林越えでフェード」「ドッグレッグでドロー」など、実際のラウンドで必要になる状況をイメージした練習は効果的です。
Astro Golfers を使えば、フェード・ドローを入力しながら仮想コースを回ることができます。
練習場で得たデータをコース戦略に結びつけることで、より攻めるゴルフが可能になります。
こんな人におすすめ
・真っすぐは打てるが応用ショットに不安がある
・林やバンカーを避けるショットを覚えたい
・曲がり幅を安定させたい
Astro Golfers なら、実戦を想定した練習が手軽に可能です。
まとめ
- まずは真っすぐの基準弾道を作る
- フェードはオープンスタンス+外→内軌道
- ドローはクローズスタンス+内→外軌道
- 交互打ちで感覚を磨き、曲がり幅を数値化
- Astro Golfersで実戦シナリオに応用