練習場では「同じクラブで3球ずつ」や「1番手ごとに10球」といった練習をしていませんか?
これはフォームを安定させるには有効ですが、実際のラウンドではまったく異なる状況に直面します。
コースでは、1打ごとに距離・ライ・風向き・クラブが変化します。
この記事では、1球ごとに状況を変える“ラウンド感覚練習”を取り入れて、集中力と判断力を同時に鍛える方法を紹介します。
なぜ「連続打ち」では上達しにくいのか
連続して同じクラブを打つと、無意識のうちに体が“次の球も同じ条件”と錯覚し、思考停止の打撃練習になりがちです。
一方、ラウンドでは1球ごとに条件が変わるため、毎回「どのクラブで、どんな球を打つか」を瞬時に判断する力が必要です。
この「思考→決断→実行」のプロセスを、練習場で再現することが実戦対応の第一歩です。
ラウンド感覚を養うための基本ルーチン
以下のステップを1球ずつ丁寧に行うことで、実戦の流れを練習場に再現できます。
- 1球目:ティーショットを想定(ドライバーまたは3W)
- 2球目:フェアウェイからセカンドショット(6I〜8I)
- 3球目:グリーン周りのアプローチ(AWまたはSW)
- 4球目:パターの代替(ショートチップや転がし)
この「ティー→セカンド→アプローチ→パット」の一連を1ホール分とし、3〜6ホール分を繰り返します。
各球ごとに「距離・方向・弾道・狙い」を明確に設定してから打ちましょう。
毎球リセットすることで集中力が保たれ、1球の重みを実感できます。
シンプルに始める!おすすめ設定例
- 1球目:200yのフェアウェイ狙い(ドライバー)
- 2球目:残り130yのセカンド(8I)
- 3球目:30yのアプローチ(SW)
- 代替パット:1m以内=OK、外れ=2パット想定
想定距離はあくまで“仮想”で構いません。
打った結果に応じて、次のショットをどのように選択するかをその場で判断することで、コースマネジメント力も自然と磨かれます。
集中力を維持するコツ
- 打つ前に一度離れて構え直す:連続打ちのリズムを断ち、実戦のテンポを意識。
- ショットごとに宣言する:「残り120、9Iでフェード」と声に出してから打つ。
- 結果を振り返る:「想定より低かった」「少しプッシュ」など一言で記録。
このプロセスを繰り返すことで、自然と“ラウンド中の思考リズム”が身につきます。
単にボールを打つだけでは得られない緊張感が、スコアアップにつながる集中力を引き出します。
発展:日替わりテーマで飽きない練習に
以下のようにテーマを変えると、毎回新鮮な気持ちで続けられます。
- 月曜:アゲンストを想定した低弾道練習
- 水曜:左足上がり・下がりをイメージした傾斜対応
- 金曜:クラブを順番に入れ替えるランダム距離練習
こうした変化を加えることで、“再現性より対応力”を鍛えることができます。
練習が作業にならず、常に考えながら打つスタイルに変わるでしょう。
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「1球ごとに違う状況を考える」――それがラウンドの本質です。
練習場でも、毎回リセットする意識を持つだけで集中力が変わります。
今日の練習から、“3球連続禁止ルール”を導入してみましょう。コースでの対応力が見違えるはずです。