練習場で本番さながら!ティーショットからパターまでの流れを再現

練習場で本番さながら!ティーショットからパターまでの流れを再現

ラウンドではドライバーだけでなく、セカンド、アプローチ、パターまでの連続した流れが問われます。
にもかかわらず、練習場では「ドライバーだけ大量」「アイアンだけ延々」といった“単科練習”に偏りがち。
この記事では、打席にいながら18ホールの縮図を再現し、スコアをまとめる思考力を鍛える方法を解説します。

コンセプト:一連の「意思決定」を練習に組み込む

スコアは技術だけでなく、意思決定(ターゲット設定→クラブ選択→リスク管理→次打の準備)の質で決まります。
一球ごとに役目が違うラウンドの流れを、練習場の打席で擬似的に連結させるのが狙いです。

準備物(あればベスト)

  • クラブ:D(ドライバー)/7I前後/ウェッジ2本(50~52°/56~60°)
  • アライメントスティック2本(ターゲット線と足のライン用)
  • 小さなパターマット or コイン2枚(ゲート代用)※パター不可の練習場は「10m=カップイン想定」など代替ルールを設定
  • メモアプリ or スコアカード(宣言と結果の記録用)

ベーシック流れ再現ドリル(1ホール=3~4球、全6ホール/20~25分)

  1. ティーショット(D):打つ前に「狙い」を口に出して宣言。
    例:「フェアウェイ右サイド、フェードでセンター戻し」。
    結果を“フェアウェイ/右ラフ3m/左ラフ5m”のように擬似位置でメモ。
  2. セカンド(7Iなど):宣言した擬似位置からのライを想定し番手選択。
    例:「右ラフ想定→低めフェードでグリーン中央」。
    打つ前に「キャリー○yd/高さ低め」まで宣言。
  3. アプローチ(W):ピン手前or奥の安全側へ。
    例:「手前8ydキャリー→2バウンドで止める」。
    ランの幅をイメージし、落とし所を口に出す→打つ→評価。
  4. パットの代替:パター使用可なら5球中3球をコインゲート通過でOK(距離1.5~2m)。
    パター不可なら「アプローチの着弾を2m以内で=1パット扱い/外れたら2パット扱い」など明確な代替ルールを採用。

ホール終了ごとに想定スコアを記入(例:ドライバーまずまず→セカンド安全→アプローチ少しオーバー→2パット=ボギー)。
6ホール分を回して合計。次回は同条件で更新を狙います。

発展:状況を“仕込み”、判断の精度を上げる

  • 風の設定:アゲ2m=番手+1/フォロー2m=番手-1の自分ルールを固定。
  • 傾斜の設定:つま先上がり=つかまり傾向→スタンスややオープン/つま先下がり=右へ出やすい→膝を緩めて回転で押す。
  • ミス前提の次打:セカンドを意図的にショート→SWのランニングで寄せる…など、“戻す力”を養う。

9球ショートコース・サーキット(約15分)

テンポよく“ティー→セカンド→アプローチ”を3ホール分。

  1. ホール1:D→9I→58°(ピン右サイド安全)
  2. ホール2:U/5W→7I→52°(手前花道狙い)
  3. ホール3:5I→50°→58°(ショートサイド想定、低い球で転がす)

各ショット前に狙い・高さ・球筋を宣言→実行→採点(◎○△)。◎=計画通り/○=許容範囲/△=計画とズレ。
△が多い項目は次回の個別練習テーマに昇格させます。

「思考の型」を固定するチェックリスト

  • ①状況(風・ライ・残り距離)→②狙い(安全サイド)→③弾道(高さ・曲げ幅)→④番手⑤ミス時の逃げ道
  • 打った後は「宣言と結果のズレ1点」だけを短く記録(例:高さ出過ぎ/フェード弱い)。長文は不要。

デジタル連携で「世界の流れ」も疑似体験

流れの練習は、言語化→実行→振り返りの循環で精度が上がります。
Astro Golfers(アストロゴルファーズ)を併用すれば、
世界中のプレーヤーと繋がりつつ、多言語対応・用語の呼び方・距離単位(ヤード/メートル)を切り替えて
コース想定を共有可能。海外コースを模した環境で仮想ラウンド→打席で再現、という往復練習がスムーズになります。

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「ティー→セカンド→アプローチ→パット(代替)」の流れを練習に埋め込めば、1球の意味が変わります。
次の練習で、まずは3ホール分の流れ再現から始めましょう。スコアが自然と締まってきます。