「フェアウェイからは打てるのに、ラフに入るとうまく当たらない…」
そんな悩みを持つゴルファーは意外と多いものです。
たしかに練習場のマットでは芝の抵抗は再現しづらいですが、打ち方の工夫やフェースの使い方を意識するだけで、実戦への対応力は大きく変わってきます。
今回は、ラフを想定したショットを練習場に取り入れて、フェースコントロールと振り抜きの安定感を養う方法を紹介します。
ラウンドでラフに入ったとき、「どれくらいフェースを開くか」「どのくらいの力加減で抜けるか」を把握できているだけで、ショットの成功率はぐっと上がります。
【STEP1】ラフを想定したセットアップ
マットの上でリアルなラフを完全に再現するのは難しいですが、ちょっとした工夫で感覚は近づきます。
- マットの下に薄めのタオルを敷いて、ヘッドの抜けに抵抗感を持たせる。
- 構えるときにボールが沈んでいるようなイメージを持ち、フェースはほんの少し開き気味に。
実際に芝が絡んでいる状況をイメージしながら打つだけでも、スイングの意識が変わってきます。
【STEP2】フェースをなるべく開閉させずにまっすぐ運ぶ
ラフでは芝がフェースとボールの間に入り込みやすく、スピン量が落ちてボールが曲がりやすくなります。
フェースが少し開いただけで右へ、閉じると左へ大きく外れることもあるため、極端な開閉は避けたいところです。
意識したいポイント
- 手首を使いすぎず、体の回転で運ぶイメージを持つ。
- フェースは構えの段階でやや閉じておき、インパクトで開きすぎないようにする。
- フォローではクラブが芝を突っかかることなくスッと抜ける感覚を大事に。
【STEP3】30〜50ヤードのショットで感覚をつかむ
いきなりフルショットを試すのではなく、まずは30〜50ヤードのショートショットでヘッドの抜けを確認しましょう。
この距離なら芝の抵抗をイメージしながら、リズムよく練習できます。
おすすめの練習方法:30Y→50Y→30Yのリズム打ち
- まず30Yを2球、次に50Yを2球、再び30Yを2球の流れで。
- ショットがブレたときは、力み・フェース角・スイング軌道などを簡単にメモ。
- もしヘッドが抜けにくいと感じたら、少し鋭角な軌道を試してみるのも有効です。
【STEP4】実戦を意識したフルショットで確認
慣れてきたら、7番や9番アイアンで軽めのフルショットを試してみましょう。
ラフではヘッドスピードが落ちがちなので、力感は70%くらいでしっかり振り抜く意識が大切です。
チェックしておきたいポイント
- クラブヘッドが芝に刺さらず、しっかり抜けているか。
- 右に出る場合 → フェースの開きすぎ。
- 左に引っかかる場合 → 手首を返しすぎている可能性。
【STEP5】Astro Golfersでラフの状況を再現
ラフからのショットは、コースでの状況を想定して練習することが効果的です。
Astro Golfers を使えば、「2打目が左ラフ」「グリーン手前の深いラフ」など、具体的なホール状況を仮想的にシナリオ化できます。
練習で得た感覚やミスの傾向をアプリに記録しておけば、次回ラウンドで似た状況に出会ったときに、迷わず対応できるようになります。
こんな人におすすめ
・ラフに入ると距離感や方向が乱れがち
・芝に負けてフェースが返ってしまう
・スピンがかからず、止められない
Astro Golfers なら、ラフを想定したシーンで実戦感覚の練習が可能です。
まとめ
- マットでもラフをイメージした工夫を取り入れる
- フェースの開閉を最小限にして方向性を安定
- 短い距離から感覚をつかみ、徐々にフルショットへ
- Astro Golfersでラフのシナリオを練習に落とし込む