「同じクラブでも毎回飛距離がバラバラ…」
そんな悩みを抱えている人にこそ試してほしいのが、“距離感”にフォーカスした練習です。
今回は、練習場の距離看板を目印に行う7番アイアン集中練習メニューを、手順とポイント付きでご紹介します。
7番アイアンは多くのゴルファーにとって「基準クラブ」。
フルショットの距離だけでなく、力を抜いたコントロールショットや振り幅による距離打ち分けの練習に最適です。
100ヤードを狙ってあえて抑えて打つことで、飛距離コントロール・ミート率・再現性が一気に磨かれます。
なぜ「100ヤード」を狙うと上達が早い?
- 多くの練習場で視認性の高い目印がある(看板・フラッグ・ピン)
- フルでは届きすぎるクラブで抑える → 距離感と力感の学習になる
- コースで頻出する「残り100前後」の対応力に直結
- ハーフ・スリークォーターの基準づくりに使える
【STEP1】狙う目標を100ヤードに固定する
まずターゲットをひとつ決めます。練習場の「100」表示、または近い距離の看板で代用して構いません。
距離表示はキャリー基準とは限らないので、「あの看板までおよそ100」程度の緩い目安でOKです。
普段7番アイアンで130~140ヤード飛ぶ人ほど、このドリルの恩恵は大。
力を抜き、振り幅を抑えて100ヤードに落とすことで、距離を削る技術と番手持ち替え判断力が身につきます。
目標設定のコツ
- 看板の“面”を狙う(数ヤード誤差は気にしない)
- 順風・逆風が強い日は「キャリーで届かせる/転がして届かせる」を分ける
- 方向基準:看板中央にラインを想定し、左右ブレ幅を記録する
【STEP2】振り幅を変えて距離を合わせる
フルスイングを封印し、振り幅=距離の関係を身体に学習させます。時計の「9時~3時」や「腰~胸~肩」で振り幅を区切ると再現しやすくなります。
振り幅目安(例)
- 腰高さ(9時) → 約60~70ヤード
- 胸高さ(10時半) → 約80~90ヤード
- 肩手前(スリークォーター) → 約100~110ヤード
※数値はあくまで目安。自分の実測(感覚)を書き込んでいくことが重要です。
ドリル:距離ラダー3球×3セット
- 腰スイングで1球(測る・感覚メモ)
- 胸スイングで1球
- スリークォーターで1球 → ここで看板狙い
これを3セット繰り返し、結果を比較。
セットごとのズレが縮まれば距離感が整ってきています。
【STEP3】連続で同じ距離に落とす“看板チャレンジ”
距離感づくりは反復が命。ゲーム化して集中力を高めましょう。
看板チャレンジ・基本ルール
- 5球1セットで挑戦。
- 看板±5ヤードを「成功」として◎、±10ヤードを○、それ以上を△で記録。
- 左右方向ブレも記録(L / C / R)。
スコア化して上達を可視化
- ◎=2点 / ○=1点 / △=0点 → 合計10点満点。
- 前回スコアと比較して成長をモチベ化。
- 方向と距離を別採点にすると分析が深まる。
感覚と結果を結びつけるメモ例
100Yチャレンジ Day1
振り幅: 7i 10時半
力感: 60%
結果: ◎ ◎ ○ △ ◎ = 7/10
コメント: フェース閉じ気味で左2球
【STEP4】距離感の精度をアプリで確認する
練習場での感覚をコース状況に結びつけると定着が早まります。
そこで活用したいのが、Astro Golfers のような仮想ラウンドアプリです。
- ホールを選び、仮想的に「残り100ヤード」のシーンを作成。
- 実際に打席で打った結果(距離・方向)を手入力。
- 「この振り幅=◯ヤード」のメモを蓄積してラウンド判断に活かす。
測定器がなくても、練習場の目印を基準に距離感を記録し、コース戦略の材料として持ち帰ることができます。
目標を決めて集中するだけで、7番アイアンの精度は驚くほど変わります。ぜひ継続してデータ化してみてください。
こんな人におすすめ
アイアンの飛距離が安定しない / コースで「思ったより飛んだ・届かなかった」が多い / 集中力が続かないと感じる人
Astro Golfers を使えば、練習場でも実戦を想定した“距離感トレーニング”が可能です。ショット結果を手入力して、自分だけの距離帳を作りましょう。
まとめ
- 100ヤード看板を目標に距離感集中練習
- 振り幅を段階化して飛距離コントロールを習得
- ゲーム化(看板チャレンジ)で再現性アップ
- 仮想ラウンドアプリでコース状況に結びつける